パワフルおやじ論 -基本的な姿勢-
2009-07-11


PLAN G02-01
 パワフルおやじは、人一倍、仕事をばりばりとこなす。プライベートなこともだ。
 パワフルなおやじであるわけだから、仕事であろうが、プライベートなことであろうが、すべてにおいてパワフルにこなしたい。これが、パワフルおやじ道の理想的な姿だ。
 そのためには体力的にも精神的にも強くなければならないし、さまざまな能力も必要となる。

 私は10年ほど前に、仕事に熱中し、ストレスをため込み、そして壊れた。
 その時、胃腸の系列(口から肛門まで)すべてが壊れた。水のような便は、真っ赤な血で染まっていた。
 カラダが壊れただけではなく、キモチも壊れてしまった。バーンアウト・シンドローム(燃え尽き症候群)という奴だ。バーンアウトしてしまうと怖い。気力が沸かなくなってしまうのだ。何事も否定的にとらえるようになり、自分のやりたいことすら失ってしまう。
 こうなると、カラダは動かないし、キモチも動かない。全身がいつもだるく、暗い日々を過ごした。周りにも迷惑をかけているのが痛い方わかるのだが、どうしょうもできない。この当時、最低限の仕事をこなすだけで、精一杯だった。しかも、こんな生活を5年近くも送るようになってしまったのだ。
 復活するための解決策を思いついたのは壊れてから一年後だ。しかし、いくらその解決策がわかっても、成果を出し、通常の生活に戻るには、ものすごい時間を要した。なぜなら、自分自身を大きく変える必要があったからだ。
 自分を変えていく中で、いろいろ考え、行動し、試行錯誤を繰り返した。そしてその最終的な結論としてできあがった構想が、“パワフルおやじ”という理想像であった。

 パワフルおやじは、単にトレーニングを積み重ね、ガッチリとしたカラダを作り上げているおやじというものだけではない。さまざまな能力を有しチャレンジ精神を持ったマルチな人間像だ。すべてをポジティブにとらえることができ、アクティブに動ける状態にある。その姿には、人間味があるのが理想だ。

 仕事があり、そのストレスをプライベートで発散する方法がある。これはごくごく自然なアプローチだ。しかし、つまらない仕事をしている後ろ向きな状態が伺える。
 今の私の仕事は、なりたくて就いた仕事だ。その仕事の質を落とすことは自分自身にとって信じられない行為だ。仕事はしっかりと取り組み、しっかり成果を出したい。クライアントの要求を越える仕事を随時こなしたいと思う。
 とはいえ、仕事である以上、納得できないこともあってもこなさなくてはならないこともある。こういった仕事であっても、その価値を見つけ出し、アクティブに動きたい。
 プライベートを充実させることによって、仕事の質が落ちるのは嫌だ。またその逆に仕事によってプライベートの質が落ちるのも嫌だ。
 いろいろ考えた結果、両方ともポジティブに、そして、アクティブに取り組むべきだという結論に達した。実に、無謀で、欲張りな構想だ。ものすごいエネルギーが必要だし、タフでなければならないのだ。

 パワフルおやじの一日は、大変な一日だ。先に述べたように、パワフルおやじの一日は仕事であれプライベートであれ、アクティブにこなすエネルギッシュなものだからだ。もし、過ごした毎日に自分自身が評価をした時、毎日が“充実”といえるように動きたいのだ。

 最近、この夢のような構想は、どうやら実現可能であることがわかってきた。今の自分は、レベルの低いところにいると思うのだが、ここのところの生活での評価が、“充実”であるという日々が増えてきている。今は、パワフルおやじという構想に向かう半ばに自分がいるのだと思う。以後、邁進したいのだ。
[パワフルおやじ道]

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